本日の給食
- 公開日
- 2021/09/30
- 更新日
- 2021/09/30
学校全体
麦ご飯 牛乳 筑前煮
揚げだし豆腐のみそだれ
玉ねぎのおかか和え りんご
筑前煮は、福岡県の郷土料理です。福岡県北部を「筑前の国」と言っていたからです。香川のうどんが「讃岐うどん」と呼ばれるのと同じですね。
ところで、この筑前煮は、福岡県では「がめ煮」と呼ばれていたそうです。全国にこの料理を広げようと、学校給食で「筑前煮」として出されたことがきっかけとなり、「がめ煮」と「筑前煮」の二つの名前に分かれたそうです。何と、料理の名前が、学校給食に関係していたとは驚きです。ちなみに私は「がめ煮」というのは知りませんでしたので、全国に通じるよう「筑前煮」としたのは成功だったということでしょう。
今日の給食のメニューは、歴史がありますね。今日のメニューでは、「揚げ出し豆腐」と「筑前煮」と「麦ご飯」は、少なくとも江戸時代の人も食べていたメニューです。「揚げ出し豆腐」にしても、あるテレビドラマで江戸時代にタイムスリップした医者が「先生、今日の夕食は、何が食べとうございますか?」と聞かれ、「揚げ出し豆腐。」と答えていた場面を思い出しました。
意外に新しい食べ物は「玉ねぎ」です。玉ねぎは江戸時代になって外国から長崎に伝えられたのですが、最初は観賞用で実際に栽培が始まったのは明治時代になってからです。全国的に広がったのは、他の食品と比べると、つい最近だと言うことですね。