本日の給食
- 公開日
- 2022/01/25
- 更新日
- 2022/01/25
学校全体
麦ご飯 牛乳 はまちの照り焼き
大根の雪花 百花と菜花の磯香和え
みかん
昔の給食について、今日から、何回かに分けて書きたいと思います。
今から50年以上前、私が子どもの頃通っていた小学校での給食の思い出です。
昔は、どこの学校でも同じように給食の厳しい「おきて」がありました。「とにかく全部食べること!」でした。ですから、給食はとても楽しみな時間であると同時に、とても苦しい時間でもありました。その頃は、給食はいかなる理由があっても(体調が悪いとかを除き)残すことは許されませんでした。昼休みになっても、掃除の時間になっても、中には5時間目の勉強をしながら給食を食べている子もいました。
私の姉は野菜全般が苦手で、だいたい毎日、残って給食を食べていました。正確に言うと、食べることはできないけれど、残してはいけないので給食を前に、担任の先生のお許しが出るまでじっとしていた、と言う方が正しいのかも知れません。昼休みに姉の教室の前を通ると、たいてい姉は給食の食器を前にして座っていました。泣いていることもありました。一方、私は、苦手な物(レーズン・固形のチーズ・マーマレード)があっても、鼻をつまんで噛まずに飲み込んでいたので、「居残り給食」は、まずありませんでした。代わりに、宿題を忘れて居残り勉強というのはしょっちゅうでしたが…
それが、それから10年後。姉は管理栄養士の資格を取りました。食の専門家ですよ。驚きます。そして、毎日宿題を忘れて(さぼって)いた私は、50年後、小学校の校長先生をしています。