本日の給食
- 公開日
- 2024/01/31
- 更新日
- 2024/01/31
学校全体
〇麦ご飯 〇牛乳 〇鯖のしょうが焼き
〇筑前煮 〇白菜のおひたし 〇ネーブル
子どもの頃は苦手だった食べ物が、今は好物になったという話では、「筑前煮」もその一つです。子どもの頃、これでもかというくらい根菜がつまったこの料理は、本当に苦手でした。固いので噛まないとのみ込めないし、噛むと根菜の味が口いっぱいに広がって…。あまり食べたくないので、レンコンを両方の目の所に当てて「トンボの眼鏡」と言いながら遊んでいて「こらっ、食べ物で遊んではいけません!」と叱られていました。それが、いつの頃からでしょうか。懐かしい味となり、おいしくなり、たまに食べたくてたまらなくなる料理へと変化していったのです。もし、お弁当に筑前煮が入っていたら、真っ先にごぼうとかレンコンとかをつまんでしまいます。不思議なものですね。ですが、幼い頃、もし筑前煮を一口も食べていなかったら、こんな変化も起こらなかったのかもしれません。その意味で、自分では選ぶことができず(栄養教諭の決めたメニューを受け入れるしかない)いろいろな料理が出て、食べなければならない状況である給食の果たす役割も大きいのではないかと思うのです。
ところで「ネーブルオレンジ」のネーブルって「おへそ」という意味なのですね。確かにおへそのような突起が真ん中にありますね。子どもの頃は、間違った知識が頭の中に入っていました。香川の方言で「なめる」ことを「ねぶる」と言うので、「なめる みかん」と思い込んでいました。いや、これは、確かに誰か大人から聞きました。「ええか、このみかんは特別なみかんや。みかんのことは英語でオレンジと言うんや。オレンジは皮をむかずに切って食べるんや。切った所を、ねぶり(なめ)たくなるほどおいしいので、ネブルオレンジ、ネーブルオレンジや。しっかり覚えとけよ。」こんな情報を私の頭に入れてしまった大人は、いったい誰だったのでしょうか?