ギャラリー

小西定治郎像

 本校の初代校長を務めた小西定治郎さんの銅像です。平成15年3月に豊中中学校同窓会一同の寄贈により建立されました。素材は青銅(ブロンズ)です。玄関の近く、校訓碑の隣に凜とした姿で佇んでいます。長い年月を経て、今なお生徒らに校訓の大切さを伝えてくれているようです。校長室の壁面には、小西定治郎さんをはじめとする歴代校長の写真が飾られています。

小西定治郎.jpg 

体錬像

 砲丸投げをしている選手の彫像で「体錬」と名付けられています。陸上競技の大会で活躍した本校の生徒の頑張りを称え、昭和43年3月に第20回卒業生の寄贈により建立されました。作者の片山倭夫さんは、かつて本校の美術教師だった人物だと思われます。この彫像の試作品と思われるミニチュア像が美術室に飾られています。

体錬.jpg

聖火台

 昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックを記念して寄贈されたモニュメントです。石の台座の上部に聖火の炎を模したブロンズ製の彫刻が埋め込まれており、かっちりした台座とゆらめく炎のコントラストが美しいです。かつては体育館(旧)の正面にありましたが、現在は聖火リレーの記念碑と共に運動場の東側に設置されています。

聖火台.jpg

躍動する若人たち

 校舎1階の貫通廊下の壁面に飾られているレリーフ(浮き彫り)です。レリーフは限られた厚みの中で、いかに起伏の差をつけて立体感(奥行き感)を表現できるかがポイントで、一般的な彫刻より難しいという人もいます。題名が不明なので「躍動する若人たち」と呼んでおきます。作者や制作年も不明です。ご存じの方がおられましたら本校のHP担当者までお知らせください。

レリーフ.jpg

体育館の緞帳

 緞帳(どんちょう)はステージにある幕のひとつで、客席からステージを隠すためのものです。演劇やコンサートでは緞帳の開閉によって始まりと終わりを示し、開幕によって観客を非日常の空間に誘う役割を担っています。ふだんは見ることができませんが、演劇などのイベント行事の際には下ろされて見ることができます。

緞帳01_R.jpg

 この緞帳は京都府の川島織物セルコン(呉服、美術工芸織物、室内装飾を手がけている会社)が製作したもので、日本美術織物の最高峰と呼ばれる綴織(つづれおり)の技法が用いられています。

緞帳03_R.jpg

緞帳04_R.jpg

 緞帳に描かれているのは、豊中町の西側に連なる七宝山の山並みを背景にした「芙蓉(ふよう)」の花です。芙蓉は合併前の三豊郡豊中町だったときに町花(シンボルの花)として制定されていたもので、町木はキンモクセイでした。

緞帳05_R.jpg

 この緞帳をデザインしたのは、町内在住の真鍋茂明さんです。真鍋さんは、県内の高校で美術教師として教壇に立つ一方で画家としても精力的に活動し、県展をはじめとする数々のコンクールで輝かしい成果を収めた人物です。真鍋さんがデザインした緞帳の原画はアクリル絵の具で描かれたもので、本校の校長室に飾られています。

TOPくん

 TOP(トップ)くんは豊中中学校のマスコットキャラクターとして1999年頃に誕生しました。生徒会の呼びかけで全校生徒からデザイン案を募集し、投票で選ばれた原案をベースに当時の美術教師が手を加えて完成させました。外観は豊中町名産のブドウ(ピオーネ)をイメージしたものとなっています。左手のポーズはアメリカの手話で 「I Love You」(略してILYサインとも呼ばれている)という意味で、豊中中学校を愛する気持ちを表しています。

TOP_01.jpg  

 同時に複数のバージョンが誕生しました。関係者の証言によると、相撲の力士をモチーフにしたファンシーキャラのデザインを参考にしたらしく、ベルトの部分は力士が付けていた相撲のまわし(ふんどしの一種)の名残らしいです。また、 当時の某教頭先生のイメージが反映されているという説もあるようです。

TOP_02.jpg


 ちなみに、下のイラストは生徒が考えたデザインの原案です。

TOP_00.jpg