学校のようす(ブログ)

第67回 卒業証書授与式 3月11日

公開日
2022/03/11
更新日
2022/03/11

学校全体

 72名の卒業生が、三野津中学校を巣立ってゆきました。卒業、おめでとう。そして、多くの感動をありがとう。
 今日は、サプライズゲストとして、本校の卒業生でもある俳優の「要潤さん」、オリンピック金メダリストの「高橋尚子さん」からビデオメッセージがありました。直接、お礼は言えませんが、本当にありがとうございました。
 もし、ホームページを見てくれたらと思い、卒業生の答辞を掲載して、お礼とします。
<答辞>
 三年前、私達は中学生になるという嬉しさと、立派な中学生になれるのかという不安を胸に、この三野津中学校へと入学しました。三つの小学校から集まった七十二人の生徒。顔も名前も知らない新しい友達と、本当に仲良くなれるのか少し心配でした。小学校の時の先輩方がまるで大人のように見え、輝いていました。
 一年生の初めは、同じ小学校出身の友達と話すばかりでしたが、体育祭の練習を通して、だんだんと仲が深まっていき、自分の意見をしっかりと伝えることができるようになりました。そして、本番では今までの練習の成果を、全員が十分に発揮することができました。この体育祭が、他の小学校出身の友達とも仲良くなったきっかけだと思います。その後の行事である合唱コンクール、五色台宿泊学習でも、クラスメイトと協力し合い、全力で楽しみました。
 しかし、何事もなく二年生へ進級すると思った三学期、ある大きな壁にぶつかりました。新型コロナウイルスです。学校が休校するという前代未聞の出来事でした。「学校が休み」という嬉しい気持ちは初めのうちだけで、友達との関係が崩れてしまうのではないかと、とても不安になったことを今でも覚えています。楽しい行事がなくなってしまうのでは…と思っていましたが、三年生では、全ての行事が開催されました。例年通りとまではいきませんでしたが、良い思い出として心に残っており、とても嬉しかったです。
 この三野津中学校での日々は、長いようで、ほんの一瞬でした。そう思えたのは、私たちを支えてくれた、皆さんのおかげです。
 後輩の皆さん。私たちは皆さんの目標となるような先輩だったでしょうか。力不足なところもあったと思いますが、こんな私たちについてきてくれてありがとう。そして、これからも、中学校生活を全力で楽しんでください。時間は有限ですが、一日一日をより濃い内容にして、いつまでも記憶に残る思い出にしてください。
 先生方。共に笑い、共に泣いた日々は忘れられません。いつもとは違う日常でも、変わらず私たちを支えてくださり、とても感謝しています。時には厳しく、時には優しくしてくださったおかげで、私たちはここまで成長することができました。ありがとうございました。
 そして、家族の皆さん。いつも私たちのことを第一に考え、近くで支えてくださり、ありがとうございました。素直になれず、反発してしまった時のことは心苦しく思っています。いつも私たちの味方、一番の理解者でいてくれました。これまで与えてくれたものを少しずつ返していけるように頑張ります。これからもどうぞよろしくお願いします。
 三年間、共に過ごしてきたみんな。私はこの三年間、みんなと一緒に過ごせてとても幸せです。これからは、それぞれが別々の道へと進んでいきます。離れてしまうのは悲しいけれど、これからもずっと友達でいましょう。
 今日、私たちは卒業します。私たちは、いただいた様々なものを無駄にせず、立派な大人になってみせます。これからも皆様からの思いを胸に、精一杯努力し、一歩一歩前進することを誓い、答辞といたします。
令和四年 三月 十一日      
第六十七回 卒業生総代 嶋田 祥也