学校のようす(ブログ)

卒業式の練習

公開日
2022/03/09
更新日
2022/03/09

6年生

 昼間はとても暖かくなり、運動すると汗ばむくらいになりました。もう春ですね。
 
 こんな春の日差しの中、芝生広場から美しい合唱の声が聞こえてきます。「まん延防止等重点措置」が出されてから、本校では室内での合唱や一斉音読等を禁止していますので、久しぶりの歌声です。
 実は、6年生が、屋外で合唱の練習をしているのです。

 今年の卒業式も、式場である体育館に入場するのは、6年生と保護者、一部の教員と来賓2名のみです。1年生から5年生は、教室で中継を見ながらの参加となります。それに加えて、今年の卒業式は「まん延防止等重点措置」の期間となりますので、呼名の返事はしない、合唱も全て行わないことにしました。寂しい卒業式となってしまい、本当に申し訳ありません。また、年度当初にお知らせしていたように、今年から今後もですが、卒業記念品目録贈呈と保護者代表謝辞を式次第から外しております。

 そのかわりといっては何ですが、卒業式が終わり、親子で正門から巣立っていく姿をお見送りする前に、6年生の皆さんには、屋外で歌を歌ってもらいます。3階のベランダに6竹と6梅の皆さん、2階のベランダに6松の皆さんが1列に間隔を取って並び、芝生広場の方に向かって歌を歌ってもらいます。伴奏のピアノは、児童玄関の屋根の上に特設ステージを作って、そこで弾いてもらいます。雨天の場合も、保護者の皆様には、芝生広場やその前の駐車場からご覧いただきますし、教室で中継をご覧いただくこともできるようにします。雨天でない場合は、1年生から5年生も駐車場や通路、芝生広場から見てもらおうと考えています。

 昨日は、6年生がベランダに並んで練習をしていました。「合唱をさせてあげたいけれど、どうしてもできない。何とかならないか?」と苦し紛れの代替案ではありましたが、これは、おそらく感動的な結末が待っている予感がします。今日、私は校長室で6年生の歌声を聞きながらあふれる涙をぬぐっていました。卒業式当日は、涙がかれるかもしれません。詫間小学校の6年生の姿や歌には、それだけの力があります。